TAGLIATORE(タリアトーレ)リネン ジャケット

今回は、TAGLIATORE(タリアトーレ)のリネンのジャケットをご紹介します。

イタリアの最南プーリア州で1960年に創業したLerario社の2代目オーナー兼クリエイティブディレクターでもあるPino Lerarioが、祖父のニックネームに由来するTAGLIATOREブランドを新たにスタートさせました。TAGLIATORE(タリアトーレ)は、イタリア語で「裁断士」を意味し、その名の通り、卓越したカッティング技術と立体的なフォルムにより、着る人を最大限に美しく、エレガントに際立たせる服を作り出しています。特に、ウェストのくびれ部分に美しくフィットするよう独特のカーブを描くシルエットは、ブランドのシグネチャーとも言えるかと思います。

だいぶ、日によっては、暑い日もありますが、ちょっと、かしこまって、ドレスコードにあるレストランや、ミュージカルなどお洒落してお出かけをしたい時に、普段、着ているスーツのジャケットでは、しっくりこない時がありますよね。やはり、普段のビジネススーツとは、分けてオシャレしたいところです。

そんな時に、今の季節、このようなリネンのジャケットなどは、とてもいいと思います。ネイビーのジャケットもシックでいいですが、このようなオフホワイトのカラーは、明るく爽やかな印象となります。オフホワイトに、ブラウンのチェック柄となっており、無地のオフホワイトよりは少し遊び心があってよいのではないかと思っています。

オフホワイトは、着ることに少し抵抗があるかもしれませんが、実際に着てみると意外とそんなに派手な印象はないような気がします。トップスにオフホワイトなどの明るい色を着た時は、ボトムを落ち着いた色にすると、バランスが取れます。リゾートなどで着るのであれば、上下ともホワイトにするというのもアリかもしれませんが、街中だと、ちょっと浮いてしまうのではないかと思います。ですので、このジャケットに合わせるときは、チャコールグレーや、ネイビーなどの落ち着いた色のパンツに合わせることが多いです。

TAGLIATORE(タリアトーレ)のジャケットは、なんといってもシルエットがとても綺麗です。ウエストラインへの絞りが、なんともいい感じです。また、ボタンも凝っており、木のボタンになっています。これまで、このような木のボタンになっているジャケットは、見たことなかったので、とても新鮮です。

ジャケットを購入する際に、袖のボタンを「開き見せ(ひらきみせ)」または「本切羽(ほんせっぱ)」にするかを選ぶことが出来ましたが、やはり悩んだあげく最終的には「本切羽」にしました。一般的に「開き見せ」は、既製服に多く用いらる仕立てに対して、本切羽はオーダースーツやオーダージャケットによくある仕立てです。最近では、既製服でも「本切羽」になっているスーツやジャケットもありあます。「開き見せ」は、簡単に言うと、ボタンホールがない飾り穴の仕立てなので開きません。「本切羽」は、ボタンホールに穴が開いていて、ボタンをはずすことで、袖を開いたり閉じたりできる仕様です。僕は、4つボタンのうち、外側の2つだけを外して着るのがお好みです。

リネンのジャケットは、ウール素材のジャケットと比べて、見た目も涼しげに見えますし、着ていても通気性が良いので着心地も良いです。この季節、一枚持っているとコーディネートの幅が広がりますよ。

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